なみかわみさきの日記

2018年ころまでの日記。

1万円以下でポメラライクな環境を構築した件

これきんどるあんりみてっどの前に書いてほったらかしてた。

3行でまとめると

  1. Fireあなどれない
  2. ポータブック個人的にざんねんだった
  3. 自分でハードウェア作れる者だけが石を投げなさい

なお本記事ではいわゆるroot化とか(この言い回しがもう古い?)apkがどうたらとかそういうやつは全く扱いません。

ポメラが使いづらくなってきた件(ただしDM-20)

以前ポメラDM-20に関してレビューを書いたりして、実際に原稿執筆にがしがし使っていたものの、色々とつらくなってきました。
まず、買った当時は高級感ばっちりなマット仕上げが、べったべたになってしまったんですね。想定外の暑い夏とかでへたっちゃった。もう紙やすりとかでその部分削ってしまおうかしらと思うくらい。(結局、手で触れる部分をマステでカバーしてみた)


それで、次世代機発表とのことでかなり期待してたんですが、僕が期待してたポメラとは違う方向のポータブックとなりまして。さすがにこれ買うなられっつのーととか買った方がいい、けどあれは予算がある人向け。(持ち運びを考えるならやっぱり1kgきっててほしいかなーとは思う人です)

キングジム ポータブック クロ XMC10

キングジム ポータブック クロ XMC10

  • 発売日: 2016/02/15
  • メディア: Personal Computers

タブレットどうよ

そこで目を付け始めたのがでかい画面のスマホか、安いタブレットか、そういうあたりでした。短いメールとか連続ツイート程度なら持っているiPod Touchでも必要十分なんだけど、やっぱり小説とかは書きにくい。*1
いろんな候補があったんだけど、あえて人柱的に選んだのがFire。HDXではなく、ときおりバーゲンになるアレ。

ということで、本体+補償1年+フィルム+カバーをお買い上げした。(少し前なんでモデルチェンジしてたっけな?)

Fire タブレット 8GB、ブラック(第5世代)

Fire タブレット 8GB、ブラック(第5世代)

  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: エレクトロニクス

フィルムはチョイスを誤ってしまい、指紋が消えにくいマットなタイプでちょっと後悔してる。これは人による。
カバーも人それぞれだけど自分は省スペースでスタンドになれるやつがほしかったので、値段相応でよいと感じている。
補償については無くてもよかったんだけど、どっちにしてもroot取ったら補償外なるだろうし、それをやるのは遊びきってからでもいいかなと思って1年にした。(2年とかも選べます。)

マウスとキーボードをつなぐ

Fireは原則としてAndroidなんで、それに対応してればどうにかなる。
まず、キーボードは、元々こういったタブレットとかで使うため(?)に持っていた、ポケモンキーボードにした。これは問題なく接続できた。いやこれ超快適。

バトル&ゲット ポケモンタイピングDS (シロ)

バトル&ゲット ポケモンタイピングDS (シロ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • 発売日: 2011/04/21
  • メディア: Video Game

これで、1万円以下で、カラー液晶マシンの完成。

あとマウスについては、たぶん青歯でもいけたと思うけど、USBマウスが転がっていたこともあり、変換コネクタを使用。*2これも問題無く接続できた。

起動速度については、サスペンドしてたPCを起こすくらい、かなあ。

何で書くか

Fireには、単純なテキストエディタは無いので、別途用意する必要がある。
アプリについては、Fireのアプリ:仕事効率化 あたりから、自分にあうものをさがすといい。プリインストールの「ドキュメント」は、どちらかといえばMS OfficeいやGoogleAppsのやつに近いです。
ここで、ポメラでせめてEvernoteとかOneNoteとか使えたらなって思ってた人は、ポメラの精神には反するけど、やっぱりあなたにはそっちが合ってたよ、ってことでしょう。

または、まめに下書き保存できるなら、直接ブログ書くとか、直接ウェブメール書くとか、メールアカウントを設定してメールで書くとか、そうすればいい。

FEPというかIMEというか

日本語変換ソフトについては、これも探せばATOK等が公式に用意はされている。レビューを見て判断してほしい。体験版が無いのがつらいですね……。

その他執筆に役立つ環境

実際に書き始めてみて便利だと思ったのを挙げてみます。

  • 辞書がプリインストールされている
    • がっつり調べるならやっぱり電子辞書ひくけど
  • 音楽聴きながら執筆できる
    • 電池は早く減るけど
  • 気分転換に他のアプリを使える(ぉ
    • というかメールが読み書きできるのは強い(商談的に)
  • ブログなんかでのプレビュー確認がやりやすい

あとFireはくさっても”Kindle” Fireですから、ふつうに電子書籍読めるし、プライマーだったらオーナーライブラリで資料っぽい本とか無償で読める。そしてPDFなどのファイルもSend-to-Kindleで送れる*3し、外出先で気になる記事をクリップして(EvernoteとかSend-to-Kindleとかで)、まとめてみるとかもできる。

僕らが本当にほしかったポメラとは何か

結局、自分が「こういうのほしい」というものって、ひとりずつ違ってて、全員の欲求を満たせるハードウェアって、たぶん一生できないと思う。(ゲーム機本体なんかは、それをソフト力でカバーしてるんじゃないかな、と思った。)
新しいデバイスが出るたび、「あの機能があれば」「あの機能はいらない」という論議を繰り返すけど、そういうのハードウェアレベルのフルスクラッチでほんとに作れる人っていないと思うし、実現したとしても販売するレベルにはなれない。

なので今出てるやつで工夫して、自分がやりやすい環境を作るほうが、たぶん早い。

とはいっても(オチ)

このまえ、クラウドファンディングで出てたやつ、あれめっちゃ気になるんですけど。(ガジェットへのよくぼうはおさまらない件)
■GPD WIN(日本でのクラウドファンディングサイト)
https://www.makuake.com/project/gpd-win/

GoogleApps系を使い慣れてるんならChromebookとかでもいいんじゃないかしら。

安いWindowsノートパソコンを買ってうんぬん*4するよりは、たぶんFireとかAndroidタブレットにマウスとキーボードをくっつけたほうが、楽です。

おまけ

ところでFireタブレットの紹介の記事をざっと見てるんですけど、アプリに関しての説明はおすすめできるサイトが全然ない。動画見られる、本読めるくらいにとどまっていて、すごいざんねんです。(あったら教えてください)

Fireタブレットの使い方は、オンラインマニュアルがありますので、とりあえずそれを読んでおいたほうがいいと思います。書籍とかもあまりいいのないです。(KDPは調べてない。誰か出してたら紹介してください)

*1:あと数年したら音声入力で書いてる気はするが、大昔ViaVoiceってのがあってだな(略)

*2:ここでType-CとmicroUSBを間違えて買ってしまい知人に交換していただいたというトホホなことをやらかした

*3:Kindleパーソナル・ドキュメントサービス(http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200767340)を見てもらえたらだいたいわかると思います。

*4:いまのUbuntuでもx64がスタンダードで、非力なマシンで動かすつう時代じゃない