UbuntuオフラインミーティングKansai11.03で発表しました
どうしてこうなった?→「続けて」いたから
2011年3月19日、UbuntuオフラインミーティングKansai11.03にて、発表をしました。
事の発端は(?)2月にのがたさん(@nogajun)・水野さん(@mizuno_as)とちょっとお話する機会があって、そこで(近いうちに)Ubuntuのオフラインミーティングでお話しませんか? といったあたりからでした。まあこのきっかけも、OSC(オープンソースカンファレンス)経由で、OSCに引っかかるきっかけはPerlに出会って、とつながっているんですけれども。
しかし、まさか自分が、こういったイベントで初めて発表したのが2005年なんですけど*1、そのときは、まさかいつか、「OS」のひとつであるところの集まりで講演をする機会がやってくるなんて思ってませんでした。
後述しますが、たぶん、こういったところで何かすることを「続けて」いたからだと思います。
とにかくゆるい
Ubuntuオフラインミーティングの雰囲気は、とてもゆるくてよかったです。
OSCに何度も参加していくと、企業さんのセミナーとかに行ったときにちょっと違和感を感じたりするようになってて、(スーツとか名刺とか途中退席不可とかぱりっとしたプレゼンとかいうイメージ)今回も事前には雰囲気はかなりゆるいです、とはきいていましたが、とにかくゆるい集まりだなあと思いました。初学者さんにはまあまあおすすめかと思います。(セミナー=机にかじりついてきく、というのが好きな人にはつらいかもな)
絵本作家はUbuntuの夢を見るか(仮)
今回は、(まったくUbuntuに関連してなさげでもある)「物語の構築方法」などを話すつもりでしたが、震災のことがあって、内容を変更、というか、「仮想世界を作る」レイヤーの話からもうちょっと現実的な話に変更しました。火のおこし方とまでいくと極端ですが、もちろん創作の手法も大事だけど、リアルに仕事する時に気をつけてほしいこととか、そっち系になったということです。プレゼンのスライドは一部、2010年11月にKansai.pm第13回ミーティングでお話した『ここらへんでNOSの基本をこっそりおさらいしておくか』を使いました。
スライドの公開予定はすぐに無いので、サマリだけ出しておきます。
- 自己紹介
- ちょっと長めの自己紹介
- これからもUbuntuオフラインミーティングでお話する機会があると思うので、僕について紹介しました。
- はじめに
- プレゼン内容を変更した経緯
- 震災があって、最初に考えていた内容から、リアルな方向へ変更したことを話しました。
- OS戦国時代に知るべき○のこと
- あなたは「誰」とつながっているか
- 現時点での自分が思うUbuntuの意味(IMO-In My Opinionとして・「思いやり」)
- 今後も何度かお話させてもらう中で、いろいろ考察していこうと思う
- どこかで誰かがあなたを待ってる
- たとえば、難しいことも、(レイヤーを意識して)細かく割っていけば、意外にやさしいことかもしれない
- 自分の力不足を気にしなくていい。自分なりにどこかで何かできる機会はあるし、求めている人は必ずいる
……しかし、タイトルと中身がつながってないですね。なので「(仮)」のままでいきます。こういう変な人が今後も何か話しますよ、ということを伝えられたとは思います。
プレゼンの基本再考
今回は、大失敗をやらかしてしまいまして、ネタとする画像をはてなフォトライフなどからもってきてしまっていました。(電源と)無線LAN完備ということで、すべてあっち(ネットワーク)に置いてていいや、としてしまっていました。プレゼンするodtやpdfはローカルに保管はしていたものの、そういう補足資料も全部オフラインで閲覧できる状態にしておかないとだめだなと改めて思いました。本当に手際が悪くすみません。実際には慌ててローカルにある写真をいくつか拾ってなんとかつなぎました。……今後は気をつけます。
どこかできっと誰かが愛の言葉を待ってる
「どこかでだれかがあなたを待ってる」は、4文字*4行だと(高橋メソッドぽく書くと)ゴロがよかったので使いました。もともとは、『そして伝説へ』の歌詞です。何かの特撮ものの歌にも似たのがあったみたいですね(^^;
この歌詞と「誰かがあなた(の活動)を必要としている」とをかけたかったわけでした。
まとめ/「続ける」とは何か
Ubuntuオフラインミーティングでなんとか無事に発表をすることができ、参加者のみなさん、運営の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございます。そしてまた今後ももう何度かお世話になると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
ここからは僕なりのまとめです。
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冒頭にも書きましたが、初めてIT系(OSS系)のイベントでお話をさせてもらったのが2005年でした。
あの頃の記憶をがっとほりかえすと、たしかあの頃は、イベントのお知らせやら、どんな人が出ているのか、タイトルや内容を見たりして、ほわほわほわ、と楽しそうだなあと思っていました。
しかし、こういうところへ「出る」には、まだまだ無理だと思っていました。2002年か2003年くらいのことです。*3
しかし今。僕は自分でセミナーを申し込んでしゃべったり、依頼があったときにうまく機会があえばしゃべれるようになりました。
なぜだと思いますか?
それは、経験を積んだからです。ドラゴンクエストでいうと、勇者がスライムを7匹ほど倒してレベル2になり、もっとスライムを倒してたけざおから180Gもするどうのつるぎを買えるくらいにな(り、ホイミを覚えて「ひかりあれ」のおじさんのところへ行ってMPを回復させて宿屋に泊まらなくな)ることです。
ちょっと経験を積んだからこそ、きっかけをつかんで登壇できていると思っています。
話すネタもないし、スライドを作る自信もないとか、「何もできないし」とひっこんでいる人は、まず、ツイッターでつぶやくところからでもいいので、何かアクションをしてください。
ツイッターでつぶやく、ブログで書く、はてブをつけるとか、FaceBookでいいね(Like!)するとか。それは、必ず何らかの経験(値)になります。何も行動しなければ、経験(値)は得られません。
セミナー1本じゃなくても、LT(ライトニングトーク)でもいいんです。5分程度なら焦りも恥も一瞬のこと。
気持ちを持続させることが大事です。
また一方で、あまり何度も出るのはだめだとも思ってます。「続ける」ことも大事だけど、自分が立っているこの「枠」を、次に「やってみたい」人に譲っていくことも必要だと思っています。「続ける」っていうのは、全く同じ立場で繰り返すということだけではないと思うからです。−−できれば、後に続く(若い)人にいろいろアドバイスをあげて、後押ししたりとか、もやっていきたい。これから「話してみたい人」へのパイプをつなげられるようにしたいと。
オチ
「続ける」あたりの話は「今年の目標」の話につながるんですが、実はまだそのへんについて書いてないことに気づいた。去年の目標の結果とかを含めて書き出さないといけませんね。うう。
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