2009-05-27 冒頭、思いつくままに 小説 MW 目の前に広がる青い海。風は強くなく、波は高くなく、今日はいい日だ、絶対にいい日だと竜は思った。 神様は、僕たちの”これから”に、雪を降らせた。 リウカは、大広間の中央に箱を丁寧に置き、上ぶたを開いた。「ご覧下さい。あなたの、全て……『機動人間』です……」 強い風が側の木々を揺らした。力のない青い葉が巻き上がる。 夜、10時。塾帰りの自転車が、街を往く。 海の声をきくのが(以下略