3,4月の記事がない件
毎月1つは記事を書きたかったんですけど、いろいろあれやこれやで、2ヶ月飛んでしまいました。
なんかほんといろいろあって、運動しない仕事なのにやせたりとか、とどめに風邪をひいてしまい、ってかんじでした。
まあぼちぼちやりたいです。
それと、昔からある携帯小説サイトにぼちぼち作品をだしなおしてます。カクヨムでもええんやけど、なんかあわないというか、いやあわないなら「こうだ」ってのをアピールすればよいんだけど、その労力は別のところにむけたほうがよいかなっておもって。なので一部作品が非公開になったりしてます。
あとは私の周りで人事異動があったので、業務知識を後輩に教えたりとかかな?
LibreOfficeのあつまりに風邪がなおりきらなくていけなかったのはざんねんです。
つぎはOSC京都めざします。
grepと正規表現(regex)
はじめに
いまさらこれやってもすでに、ぼうだいな量のドキュメントがあるので、何をいまさらという感じですが。自分の復習つうか自分が喋るならどうやってたかな(昔某所で研修してた気がする)というのを思い出す感じで書いてみます。
対象としては初学者で、本稿(「未経験者にLinuxを教える」)でいうと2回目と3回目の間くらい。3回目でパイプとリダイレクトとかやるような気がするんだけど。
- http://d.hatena.ne.jp/namikawamisaki/20160825
- サーバ接続、対話型シェル
- http://d.hatena.ne.jp/namikawamisaki/20160827
- ツリー構造、ファイル操作について
検索と「grepする」
「ググる」はもうGoogleで検索するをとびこえてYahoo!でも「ググる」っていう人がいるらしい。ウェブサイトから、何らかの質問の回答を得たいと思って、あるいは電車の時間を調べるために、ひとは検索する。
一方grep(ぐれっぷ)は、grep(1)*1には”print lines matching a pattern”とあり−−パターンマッチする「行」を「表示」する。
grepの使い方
grepの基本的な使い方は、2種類になるかと思う。
- ターゲットファイル内のパターンマッチ
- コマンド実行結果のパターンマッチ
下記は1つ目の「ターゲットファイル内のパターンマッチ」について記した。ターゲットファイルの中身は、catというコマンドで表示している。
$ cat ./file1.txt
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
$ grep hoge ./file1.txt
$
(カレントディレクトリ内にある)test1.txt の内部に、「hoge」のパターンを含む行があるかをgrepコマンドで調べ、その結果何もなかったということを示している。
$ cat ./file1.txt
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
$ grep hijk ./file1.txt
$ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
$
hijkはfile1.txtに含まれているため、その行が表示される。(システムによってはhijkの部分に色がつくこともあるだろう。)
「コマンド実行結果のパターンマッチ」は、実務で利用頻度が上がるのではないだろうか。大量のログなどから目的のパターンにあう部分を抜き出す、といった作業でよく使っている。下記の例では、そのままRPMパッケージ数を出すと1484行出力されるが、kernelという文字を含むパッケージだけにしぼって表示している。
$ rpm -qa | wc -l $ 1484 $ rpm -qa | grep kernel kernel-xxxxxxxxx kernel-xxxxxxxxx kernel-devel-xxxxxxxxx kernel-devel-xxxxxxxxx kernel-headers-xxxxxxxxx kernel-tools-xxxxxxxxx kernel-tools-xxxxxxxxx $
オプション有りでの使い方
grepコマンドにはオプションがある。個人的に利用頻度が高いのは、vとiとcあたり。
くさるほど実例を書いたサイトがあるので、ここでは逆引き的にメモしておく。
こうしたい時 | こうする |
hogeって書いてる行は不要 | grep -v hoge ./targetfile.txt |
hogeだけじゃなくてHogeもHOGEもとりあえず探す | grep -i hoge ./targetfile.txt |
hogeって書いている行をカウントする | grep -c hoge ./targetfile.txt |
hogeって書いていない行をカウントする | grep -cv hoge ./targetfile.txt |
正規表現とは(ちょっとPerlの世界寄り)
※なんでPerl寄りって書いてるかというと私がPerlから正規表現にふれてたから
grepの後の文字列を、正規表現で記載することにより、さらに(柔軟に)ファイル等から文字列を探すことができる。
$ cat ./file1.txt abcdefghijklmnopqrstuvwxyz $ grep 'h.j' ./file1.txt abcdefghijklmnopqrstuvwxyz $
「h.j」は「h→何か1文字→j」を示す。よって、「h..j」では結果がないことになる。
$ cat ./file1.txt abcdefghijklmnopqrstuvwxyz $ grep 'h..j' ./file1.txt $
正規表現を勉強するとなるとそれこそ、本にすればフクロウ本レベルになるし、ドキュメントを追うとものすごく広く深くはまっていく。はまるとおもしろい。そのへんは気に入った本やウェブサイトを見てもらうとして、文頭・文末の表現あたりは、見たことがなかったら今見ておいていいかなと思う。詳しくはregex(7)あたり。
- 文頭→^
- 文末→$
正規表現で^hogeとhogeは、「hogeからはじまるか」か、「hogeを含んでいるか」と意味が違ってくる。後者は「hogeからはじまる」も含まれることに注意。
^とか$は、「メタキャラクタ」といって正規表現で特別扱いされる。
regex(7)だと
- ^.[$()|*+?{\
で、Perlの世界では
- {}[]()^$.|*+?\
がそれに相当する。もし、そのものを文字として、パターンマッチをしたいときは、前に
「半角の¥」を置く。
$ cat file2.txt abc(def)ghi $ grep ) ./file2.txt Too many )'s. $ grep \) ./file2.txt abc(def)ghi
マッチする(Perl寄り)
※なんでPerl寄りって書いてるかというと(略)
入門としては「一致する文字列を含む行を出す」くらいでいいと思う。もう一歩すすめるとしたならば、正規表現に「マッチ」しているのはどこか、ということを意識していく必要がある。
参考として、Perlのドキュメント、perlrequick*2に記載されている部分を引用する。
"Hello World" =~ /o/; # matches 'o' in 'Hello'
"That hat is red" =~ /hat/; # matches 'hat' in 'That'
1行目は「oを含む行」で取り出そうとしている。この文章では2回oが出てきて、Perlの世界では先のHelloのoにマッチする。
2行目は、そのルールでいくとThatのhatにマッチということになる。
"cats" =~ /c|ca|cat|cats/; # matches "c"
"cats" =~ /cats|cat|ca|c/; # matches "cats"
これは「cats」という文字列についてだけど、正規表現としてはcでもcaでもcatでもcatsでもマッチする。書き方としては「最初に書いたやつ」が優先されるので、1行目の場合はcでマッチして、2行目の場合はcatsでマッチして、となる。
ワイルドカード #とは
あとよく質問があるのが、「ワイルドカード」との違い。むかしは「また自分で調べておいてね」とかでぼんやりさせてしまってたけど、あらためて見直すと、もっと勉強しないとけないなと思った。のでここにはメモを置いておくので、あとはみなさんで。(結局なげるんかい)
$ ls fil.txt file.txt file3.txt $ ls | grep "file*" fil.txt file.txt file3.txt $ ls file* file.txt file3.txt
この例は、正規表現file*は
- filときて
- eが0回以上の繰り返し
- を含むもの
なので、fil.txtも、file.txtも、file3.txtも該当するし、
ワイルドカードのfile*は
- fileときて
- 任意の数の(文字数の)文字に一致
だから、fil.txtは含まれず、file.txtとfile3.txtが該当することになる。
参考にしたもの
- LPICの教科書
- 買い替えするときにLinuCの話がきてしまってだな、、
- 正規表現とワイルドカードは違います,http://blog.unfindable.net/archives/600
- サルにもわかる正規表現入門,http://www.mnet.ne.jp/~nakama/
*2:perldoc perlrequick または http://perldoc.jp/docs/perl/5.16.1/perlrequick.pod
*3:info Ed
*4:https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc483078.aspx
いろいろ思うところがあってWindows8(.1)に戻った件
使ってきた窓について
3.1→95→98→XP→7→8(.1)と10の順。仕事ではNT4→2000→サーバ2003以降とか。
窓10を使っていてつらくなってきた件
インターネット老人会若手なので、だんだん、スマホファーストというか、就職してからキーボードをさわるような世代にあわせた(と思われる)窓10が、使っていてつらくなってきていた。
たぶんごりごりいじったらそれなりにいいはたらきをするんだとは思うけど、そこに学習コストをかける必要もないと思ってきた。
そしてとどめとしては、Homeエディションでは実質、アップデートサービスを止めることができず、どこかのタイミングでアップデートが来たら、パケ死確定*1である。特に大型アップデートについては、ものすごく待たされ、「今すぐ使いたいんだ」という、かんじんな時に使えないことが多くなった。ここ1,2年は、iPodやらでできることも増えてしまい、PC自体を使わなくなっていたというのもある。
現時点での窓の優位点はソフトウェアとプリンタ
それでも思い切ってほかのブランドにしなかったのは、任天堂ハードウェアでないとスーパーマリオができないことと似ている。
私が主に使いたいソフト等は、
であり、プリンターやATOKはだいぶん他OSでも対応が増えてきたが、「MIFESと一太郎」だけがどうしても叶っていない。−−その昔MIFESも一太郎も一応Linux版の扱いはあったんだけどたった今のトレンドのLinuxには対応していない−−。
窓8はメインストリームサポート終了している
実はWindows8.1は今年2018年1月9日にメインストリームのサポートが終了している。で、延長サポートは現時点で2023年1月10日なので、まあパッチは出るので、2023年の頃のPC環境も流動的だろうというので、窓8に戻すことにした。
インストール編、いろいろはまった
で、手元の窓10のデスクトップを、8に戻そうとして、持っている8proのメディアでブートしたら、なぜか国とか選ぶ画面のところでハングアップしてしまう。PS2ポートがまずいのかUSBキーボードにしたり、DVIなんどかがまずいのかD-SUBにしたり、別のHDDにしたりとさまざまに試したけどやっぱりだめ。
窓10キャンペーン中に作ってたインストールメディアだとすすめそうなので、たぶんこのバージョンのインストールメディアとマザーボードあたりがかみあってないんだなということで、現在マイクロソフトから提供されている窓8.1のメディアを作成した。
Linuxのisoはそのものがさっくりダウンロードできる一方で、窓のほうはなんかよくわからんツール(失礼)「メディア作成ツール」経由となる。
そして、これで作成した8.1のメディアで、なんとかインストールは完了した。プロダクトキーは、最初に使ったものが入力できたけど、オンライン認証時にまたごにょごにょあるかもしれない。その時はまたサポートに電話しよう。8Pro購入時のキーをインストール時に入れ、アップデート時にインターネット接続したら、特に問題なくライセンス認証されました。
2020年問題とか2038年問題とか
去年くらいから音声認識スピーカーとか、IoTとかおもろいものも出てきて、あと、ニンテンドーラボのあれとかも、すごい楽しみにしてる。そのなかで、窓7の延長サポートは2020年1月に切れる。某イベントでセキュリティ技術者が足りないとかいうてるのも2020年だったような気がする。あと2年弱で、身の回りの環境はどう変わっていくのか楽しみではある。
*1:現在7GB天井