トレースじゃなければいいと思う
今や、新しい漫画やラノベ、ゲームが出るたびに、「○○みたいだな」と思うことがほとんどで、「今まで体験したことのない」という感想を持つことはとてもまれではないだろうか。さらに、自分にとっては初めてでも、(その筋に)詳しい人に言わせると「すでに××みたいなのはあるよ」と教えてくれることもある。
いろいろな物語を考えたり、描いたりしていて、どこかの時点からすでにあるものと似ていると思ったり、そういう指摘をうけることもある。(そのために表に出すのをやめた話もあるけど、)超個人的には、トレース(コピー)じゃなければ、どんな話でも存在していてかまわないと思う。ただし、商業的に発表できるか、ウェブに発表できるかとは別のベクトルで。
トレース(コピー)は、技術の勉強をするためにはやってかまわないが、どこかからは、自分のちからだけで線を引く、ようにしておかないと、いずれ大事な想像力をつぶしてしまうことになる。
「新しい物語」はもう生まれないのだろうか。そんなことはない、と思う。「勇者がドラゴンと戦う話」も、「ネットワーク理論」も、誰が描いても同じかもしれない。でも、トレースじゃなく描いたものは、きっとオリジナルとなるだろう。
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- 創作手法についてでは、当時は周りをよく見ずに作った話も多いので、もし今書き直すならちゃんと調べていろいろ手を入れるだろうな、とか