なみかわみさきの日記

2018年ころまでの日記。

トレースじゃなければいいと思う

今や、新しい漫画やラノベ、ゲームが出るたびに、「○○みたいだな」と思うことがほとんどで、「今まで体験したことのない」という感想を持つことはとてもまれではないだろうか。さらに、自分にとっては初めてでも、(その筋に)詳しい人に言わせると「すでに××みたいなのはあるよ」と教えてくれることもある。

いろいろな物語を考えたり、描いたりしていて、どこかの時点からすでにあるものと似ていると思ったり、そういう指摘をうけることもある。(そのために表に出すのをやめた話もあるけど、)超個人的には、トレース(コピー)じゃなければ、どんな話でも存在していてかまわないと思う。ただし、商業的に発表できるか、ウェブに発表できるかとは別のベクトルで。
トレース(コピー)は、技術の勉強をするためにはやってかまわないが、どこかからは、自分のちからだけで線を引く、ようにしておかないと、いずれ大事な想像力をつぶしてしまうことになる。

「新しい物語」はもう生まれないのだろうか。そんなことはない、と思う。「勇者がドラゴンと戦う話」も、「ネットワーク理論」も、誰が描いても同じかもしれない。でも、トレースじゃなく描いたものは、きっとオリジナルとなるだろう。

        • -
  • 関連記事のようなもの
  • 誰も想像しないあらすじを考える(d:id:namikawamisaki:20090112)(短い)
  • 創作手法についてでは、当時は周りをよく見ずに作った話も多いので、もし今書き直すならちゃんと調べていろいろ手を入れるだろうな、とか