なみかわみさきの日記

2018年ころまでの日記。

創作手法について

僕の創作のやり方は、以前と変わっていないのだが、うまく説明することができなくて、やっと最近、なんとか言えるようになったんじゃないかなと思う。

僕は創作作品を、完結した1つの物語としてではなく、物語の「世界」として管理している。それがうまくできていなかった頃は、同じ世界から違う物語が出るたびに管理番号を増やしてたので、気がついたら300近くになってしまっていた。(1つの世界から10本+外伝10本+その他とか。)それはそれで、1つの物語として管理がしやすいからかまわないのだけど。なのでこれらの番号整理はたぶん一生やらないと思う。(苦笑

出版にたどりついた「海のおっちゃんになったぼく」の場合は、「完結した1つの物語として」登録しちゃってるので、今後同じ設定で違う話を書くことは無いと思う。先日出した800字版の「はだしの神様」は、「1つの世界として」登録しようと思っているので、最初に考えていた話も、それから思いつく詩とかも出したいなあと考えている。

で、やっぱり年を重ねるにつれて、新しい世界を創るペースはだいぶん下がってきた。まあでも、これまで考えたものを30才の自分が書くにはどうするか? といったリアリティを詰めたりするのも楽しい。読み手にとっては、僕が1992年に考えたものでも、今出したら「2006年のなみかわさんの作品」であるから。