なみかわみさきの日記

2018年ころまでの日記。

「Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェア(OSS)の翻訳に突っ込んではいけませんという話」にからんで。

前置きのような何か

いいタイトルが思いつかなかった。「FLOSS翻訳に関して、翻訳サイトの結果をそのまま利用するといいことなんてない」とか書いてもよかったんだけど。

僕は鍵アカでTwitterやってるので(粘着を避けるため)、別に表に書いてもいいネタを出しておく。それにいたる経緯というのはいくやさんのブログで書いてあるのでご参考にしてください。(そのタイトルが、「Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェア(OSS)の翻訳に突っ込んではいけませんという話」です)

僕も毎日うぶんつのあのMLを追っていないので、あとからアーカイブを見た次第。
https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-translators/2017-February/thread.html

えっと英語でびびるかもしれませんが。ゆっくり読めばなんとかなります。

ツイッターまとめ

たぶんこれが私の知った発端かな。


revert=元に戻す。git用語だと「git revert 」、コミットを戻す。やっぱやめにする。

自分にはまったく力が無いけど、なにかできないか。

その後、さらに悪い兆候が。



いくやさんのブログはこのあとホッテントリ入りした。


ブコメ経由で見てしまった。見なきゃよかったわ……

で、思い出して読み返したのが #producingoss 。

一部英語の部分があるのは、日本語がひととおりそろったあとの改訂追記があったため。

  • 「みなさんがマニュアルを読んでいる時に、ああここ間違ってるね、と自分だけで思うだけじゃなくて、それを「外へ」発信してほしいのです。それだけでいいんです。そんなに「すごい」ことをしなくとも。」

↓の参考にも出してるけど、その「オープンソースソフトウェアの育て方」(ISBN:4873114128 は紙として考えると多少情報が古いが)を日本語訳したひとり、高木さんの講演からの引用。

あなたができることはたくさんある

ブコメでも書き足したけど、この件、翻訳が前に来てるからか、「英語できないから見守るしかできない」的な意見があったりした。えっとね。
私ほんと英語できませんよ。謙遜(けんそん)してるって言われたけど、まじ中学2年くらいで英語勉強するのあきらめちゃって、今もうれつに後悔してます。

今どうやってるかというと、とりあえず英語ニュースアカウントをフォローして流し見したり、マイクロソフトのKBとかは原文も見て、電子辞書、ネット辞書見て、もちろんGoogle翻訳も使うことはあるけれども、仕事でやりとりする文書にそのまんまコピペして使ったことはないです。

おれの話はまあおいといて。つまり、英語ができるかどうかってあんまり重要じゃないです。ほかの先輩のトランスレータさんたちが何回も指摘していますが、「難しかったら訳す必要は無」くて、そこを無理して日本語にしちゃって違う意味にするほうが問題なんですね。その「無理した日本語」かどうかってのは、これは日本語を母語にしている人なら誰でもできるのです。

日本語であることを、お金を取るファクタとして開発されたものであれば、それなりの質は担保されてなければならないんだろうけど。

くしくも、このできごとで、OSSとかOSS翻訳への関心が高まっているような気もするので、あるいみチャンスとして、自分ができることがないか考えたいかなと思います。

うーん、とはいえ、来週の末にはニンテンドースイッチが来ると思う平日昼間の年度末業務がどうなるかだよね……。

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参考記事のようなもの